追い続けた存在

私が 「ホスピタリティ、接客、カスタマーサービス」 の道へ進みたいと思ったのは、彼女に出会えたその時からでした。

留学から帰国後すぐ英語ガイド担当として人生初の社会人生活を、数々のレーシングマシンやバイクの展示満載のミュージアムでスタートした白紙の私を、ガイドスタッフのリーダーとしてゼロから指導して下さったのが彼女でした。私が二十歳の時です。

第一印象を今でもはっきりと覚えています。

見とれるほどに美しく凛として、常に笑顔を絶やさず聡明で、公私共に探究心と向上心と、そして何より好奇心を失わない、正に彼女は私の理想の先輩、、いえ四十歳目前の今に至るまで、、きっとこれからもずっと、、憧れの女性そのものです。

あの頃彼女から学ぶ全てが魅力と関心に満ちていました。こんな風になりたいとずっと目標にしてきました。

人生で歳月を重ねて行く上で、身近にこんな存在が居てくれるかどうかは、その人の歩みに大きな影響を与えます。そんな存在が居てくれると、困難な時も迷わずぶれず上を目指して強くなれる気がします。

これまでの道のり、彼女に少しでも近づきたいと追い続けて今や中年になり、ふと今の自分を振り返ると、若い頃よりも今のほうがちょっぴり好きだと誇らしく思える瞬間には、いつも彼女を思い出し恵まれた幸運に感謝します。

伝えたいのは本当にありがとうと言う感謝の気持ちと、それから、、大好きという尽きない想いです。

皆さんにもそんな存在 ありませんか。